Contents
- 1 低炭素住宅とは
- 2 【低炭素住宅】基準について
- 2.1 定量的評価項目
- 2.2 選択的項目
- 2.2.1 1. 節水に役に立つ設備を設置している。以下のどれかに当てはまること。
- 2.2.2 2. 雨水や井戸水、または雑排水を利用可能な設備がある。
- 2.2.3 3. HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)またはBEMS(ビルエネルギーマネジメントシステム)を設置している。
- 2.2.4 4. 太陽光など再生可能エネルギーやそれらとれんけいした定置型の蓄電池を設置している。
- 2.2.5 5. ヒートアイランド対策をしていること。」以下のどれかに当てはまること。
- 2.2.6 6. 住宅の劣化を軽減するための措置をとっていること。
- 2.2.7 7. 木造住宅であること。
- 2.2.8 8. 高炉セメントまたは、フライアッシュセメントを構造耐力上おもな所に使用していること。
- 3 低炭素住宅のメリット
- 4 まとめ
- 5 省エネ効果の高い住宅は「匠建」にお任せください!
低炭素住宅とは
では、低炭素住宅とはいったいどんな住宅のことなのでしょうか。
低炭素住宅は、二酸化炭素の排出量が少なくなるように建設された環境に優しい住宅のことをいいます。
低炭素住宅は無駄なエネルギーの消費を無くして効率よく使用することができます。
平成24年12月に低炭素なまちづくりを目指して施行された「エコまち法」(国土交通省)は、低炭素住宅の基準となっています。
これらの認定基準を満たすことで低炭素住宅と認定されるのです。また、低炭素住宅と認められることでさまざまなメリットがあります。
【低炭素住宅】基準について
つぎに、低炭素住宅に認定されるための基準についてお伝えしていきます。
まず、低炭素住宅に必要とされているのは「定量的評価項目」と「選択的項目」の2つです。
「定量的評価項目」は必須項目となりますが、「選択的項目」はこのなかから2つ以上の項目が当てはまることが必要となります。
定量的評価項目
「外皮の熱性能」と「一次エネルギーの消費量」は低炭素住宅の認定には必須項目となります。
・外皮の熱性能
「外皮の熱性能」とは、省エネルギー基準と同等以上の断熱性能を持っている、もしくは日射遮熱性があることとされます。
・一次エネルギーの消費量
「一次エネルギー消費量」とは、一次エネルギーの消費量が省エネ法で定められている省エネルギー基準に比べマイナス10%を超える省エネ性能があることです。
一次エネルギーとは、化石や原子力燃料、太陽光、水力などから作られる自然のエネルギーです。
一般住宅や建築物では、一次エネルギーよりも電気や都市ガスなどの「二次エネルギー」が多く使用されています。
選択的項目
「選択的項目」は8項目があり、この中から2項目以上が当てはまれば良いとされています。
1. 節水に役に立つ設備を設置している。以下のどれかに当てはまること。
・設置している便器の半数以上に節水に役立つ設備のある便器を使用している。
・設置している水栓の半数以上に節水に役立つ設備のある水栓を使用している。
・食器洗い機を設置している。
2. 雨水や井戸水、または雑排水を利用可能な設備がある。
3. HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)またはBEMS(ビルエネルギーマネジメントシステム)を設置している。
4. 太陽光など再生可能エネルギーやそれらとれんけいした定置型の蓄電池を設置している。
5. ヒートアイランド対策をしていること。」以下のどれかに当てはまること。
・緑地または水面面積が敷地面積の10%以上である。
・日射反射率の高い舗装面積が敷地面積の10%以上である。
・緑地または日射反射率などが高い屋根の面積が20%以上である。
・壁面緑化の面積が壁面積の10%以上である。
6. 住宅の劣化を軽減するための措置をとっていること。
7. 木造住宅であること。
8. 高炉セメントまたは、フライアッシュセメントを構造耐力上おもな所に使用していること。
低炭素住宅のメリット
では、低炭素住宅に認定されるとどのようなメリットがあるのでしょうか。
健康的な生活
低炭素住宅の基準にもあるように低炭素住宅には高い遮熱や断熱性が備わっているため、夏は涼しく冬は暖かいという環境を作ることができます。
使いすぎると健康に悪影響を及ぼす可能性のあるエアコンは、できるだけたくさんの使用は控えたいものです。
その点、低炭素住宅では高い遮熱や断熱性が備わっているためエアコンの使用頻度が減り家族の健康的な生活にもつながります。
また、家の中が一定の温度で保たれることにより温度差で起こるヒートショック等も防ぐことが可能です。
光熱費の節約
低炭素住宅では、前述したように夏や冬に良く使用するエアコンも一年を通して使用頻度が減ります。
その結果、光熱費の節約にもなるため低炭素住宅は家計にも優しい住宅ともいえるでしょう。
環境に優しい
低炭素住宅は、二酸化炭素を軽減するため、環境にも優しく社会にも貢献することができます。
税金の優遇措置
低炭素住宅にはさまざまな、税金の優遇措置が受けられます。一般住宅で受けられる住宅ローン控除が年間最大40万円であるのに対し低炭素住宅の場合には、年間最大50万円の控除が可能になります。
また、一般住宅では受けられない「認定住宅特別控除」が最大65万円受けることができたり「登録免許税」では一般住宅の軽減率0.15%から低炭素住宅では軽減率0.1%となったりと低炭素住宅だから受けられる税金の優遇があります。
住宅ローン金利の優遇
低炭素住宅の住宅ローン金利の優遇については、「フラット35」利用で当初10年間の金利が0.25%引き下げられます。(11年目からは通常の金利に戻ります)
まとめ
低炭素住宅には、認定されるためには一定の基準が必要となります。
しかしそれらの基準を満たすことで、さまざまなメリットがあることが分かりました。
たくさんのメリットがあるため、低炭素住宅を建ててみたいと考える方も多くいらっしゃるかと思います。
そんなメリットがたくさんある低炭素住宅ですが建てる際の注意点としては、決められた認定基準に合わせた住宅造りを行う必要があるため、基準に合わせた設計を考えたり設備を整えたりと通常よりも時間やコストがかかる点です。
事前にしっかりと確認事項や細かい部分を考えておくことが重要となります。
また、低炭素住宅では、さまざまな設備のメンテナンスが必要となるため維持費用や設備費用がかかり、こまめな点検なども必要です。
事前にこれらの注意点を考慮しながら、低炭素住宅を検討してみてください。
しかしながら、環境や家計にも優しく、健康的に暮らせる低炭素住宅は今後ますます注目されていくことでしょう。
新しく家を建てようとお考えの方は、ぜひメリットがたくさんある低炭素住宅を候補に入れてみてください。
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